長持ちの秘訣は「メインテナンス」

虫歯治療でも歯周病治療でも言えることですが、誰もが治療を受けてすぐは、お口のケアを意識して行うもの。しかし時間の経過とともにケアの意識が薄れ、いずれはおざなりに……。インプラント治療を受けられた患者さまについてももちろん、同じことが言えます。

インプラント治療はとても快適でメリットが多い優れた治療ですが、何もしないでいてはその快適さを維持できません。メインテナンスを怠ると、天然歯の時のように歯周病と同じ症状が起き、インプラント周囲炎になってしまうことがあるからです。インプラント周囲炎になってしまうと、インプラントを支える歯周組織が冒され、最終的にはせっかく入れたインプラントが抜け落ちてしまうことも……。

インプラントは治療だけでなく、術後のメインテナンスがセットになっているとお考えください。当医院では事前にそのこともきちんとご説明しています。また、メインテナンスをきちんとできない方には、インプラント治療をおすすめいたしません。せっかく手術をして埋め込んだインプラント。20年、30年後を見据えて、しっかりメインテナンスを受けるようにしましょう。

ご自宅での専門ケアをお願いしています

当医院ではインプラント周囲炎の予防のために、2週間~1ヶ月に一度、ご自宅で3DSという専門ケアを行っていただいています。3DSとは、ドラッグリテーナーという患者さま専用のマウストレーに殺菌作用のある薬剤を塗布し、歯に装着するケア方法。虫歯や歯周病(インプラント周囲炎)などの原因菌を除去することができ、お口の病気に対する高い予防効果が期待できます。

定期検診でインプラント周囲炎を予防しましょう

当医院では患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせて、定期検診の間隔を設定しています。定期的にご来院いただくことで、ご自宅のケアだけでは落とし切れない汚れをプロの手によるクリーニングで徹底的に取り除くことができ、また何らかの異常が見つかった時にも早急な対応が可能になります。悪くなる前の定期検診でしっかりとメインテナンスを受け、インプラント周囲炎を予防しましょう。

インプラント周囲炎についてくわしくは、「インプラントと歯周病の関係 ~インプラント周囲炎~」をご覧ください。

治療後にも細菌検査やCTを使った検査を行います

当医院では、インプラント治療の前だけではなく治療後にも綿密な検査を行い、目にみえない部分についてもしっかり経過観察を行っています。細菌検査では、お口の中に潜む細菌を検出し、お口の健康状態を把握。CTを使った検査では、あごの骨とインプラントの結合状態をわずかな異変も見逃さずに確認します。ほかにも咬み合わせのバランスを定期的にチェックするなど、将来的にもお口の環境を快適に維持していただくための、より適したメインテナンスが行えるよう努めています。

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